杏林アカデミーでは、医師・歯科医師の方が中級講座と上級講座を修了し、資格試験に合格していただくと、「杏林予防医学研究所 細胞環境デザイン学 認定医」としてご活躍いただけます。
遺伝的な疾患などの特殊な場合を除くと、“治癒”とは、私たちの体が受けた損傷を元通りに修復することを言います。そしてその修復を行うのは、けっして薬ではなく、医療機関でもなく、最終的には私たちが備え持っている“治癒力”です。
“治癒”は細胞たちの共同作業によって初めて成し遂げられるものであり、私たちが行うべきは、全身の細胞がその共同作業に集中できるよう、さまざまな方向から環境を整えてやることです。このような考え方が「細胞環境デザイン学」の基本的なコンセプトです。
古代ギリシャの医聖と言われるヒポクラテスは医療を志す人に対し、次のような言葉を残しています。
“First, do no harm.” - 何よりもまず、害をなすことなかれ -
医師が行う治療は、大前提として、それを受ける患者にとって「害」のあるものであってはいけないのです。
西洋医学に基づく現代医療で救われた命はたくさんあったかもしれません。しかし、侵襲性が高い、薬任せの処置では対応できない疾病が激増しているのも事実です。これまでに多くの医師・歯科医師の方々が、患者に優しい本来あるべき医療をめざし、杏林アカデミーを通じて「細胞環境デザイン学」を学んでくださっています。