資格試験合格者インタビュー

「心が変われば生き方が変わる」
「生き方が変われば免疫力が上がる」「薬だけに頼らずとも病気は治る可能性がある」

プロフィール

堀田 忠弘さん【医師】
堀田医院院長 堀田医院HP

病の原因をみつけ、自然治癒力を最大限に発揮させることを最優先とし、西洋医学・東洋医学・細胞環境デザイン学を中心に、筋肉反射・振動医学・宝石光線遠隔療法・量子波テラヘルツ療法・カラー療法などを統合的に組み合わせた治療を導入。また人の『意識』について研究する傍ら、人間に本来備わっている能力を目覚めさせることに興味をもち、これまで何度となくインド、ネパール、チベットなどにでかけ、修行した経験をもつ。 およそ100年前にインドで開発された宝石光線遠隔療法を実践しつつ、宝石のもつ医学的効能についても研究中。また、杏林予防医学研究所の医療顧問として、山田所長の活動を15年以上にわたってサポートしていただいている。

-杏林アカデミーを受講したいと思ったきっかけを教えていただけますでしょうか。

私たちの体は健康であるのが『自然』であり、どこかに不調があるのは『不自然』な状態であるといえますね。不調がある=不自然な体になっているのは、体に不自然なことを強いてきた結果です。原因はいろいろ考えられますが、最も大きな要因は何といっても『食事』です。何を食べれば細胞が健康になるか、細胞が健康であるためには何を食べてはいけないか…このことをしっかり学び、身につけたいと思っていました。細胞レベルから健康にならないと、本当の健康はないですから。

山田先生とは長く親しくさせていただいていて、食事とミネラルの重要さについては十分承知していましたし、生命科学の基本と実践を詳しく杏林アカデミーで学びたいと考えていました。また私は長年、進行がんを確実に治す方法を確立したい!と、試行錯誤してきたこともあり、杏林アカデミーで生命の本質を学ぶことで、何かしらの道が開けるんじゃないかと直感したことも受講のきっかけでした。

-進行がんの完治とは!!治療の確立を目指されているとのことですが、今現在、進行がんの患者様にどういった治療法を取り入れられているのでしょうか。

細胞がガン化の道を辿るのは、活性酸素が持続的に大量発生したり、蛋白質を摂りすぎたり、血液やリンパ・組織間液・生命エネルギーの循環が悪かったり、口腔内や腸内細菌叢の乱れが慢性化して感染を起こしていたりすることが考えられます。他にも必須栄養素の不足や有害金属・化学物質の蓄積、過度なストレス、摂取油のアンバランスなども挙げられます。

こういった要因がいくつか重なると、細胞は生きていけなくなります。そうなると、細胞は壊死し、臓器は機能不全に陥ります。それでは生命を維持することができなくなりますから、細胞壊死を防ぐためにガン化という手段がとられます。逆に考えると、これらの要因を取り除いて、細胞が持つ自然治癒力を高めるように工夫すると、がん細胞は元の正常細胞に戻ったり、他の細胞や組織の材料として活用されたりして、治癒に向かうのです。実際、この考えのもとに治療するようになって、ガンが穏やかに治癒に向かうようになりましたね。

-原因を取り除いてやることこそが本当の意味での治癒なのですね。

はい、そうです。しかし、体調がよくなったからと油断していると、知らない間にガンが進行していた…。ということもあります。ウイルス感染が起こっていたり、活性酸素を発生させるような有害物質やカビ毒などをうっかり摂っていたりすると、がん細胞は確実に増えていきます。そして、やっかいなのはこれらについて患者さん自身が気づかないことが多く、通常の診察では見つけにくいことがあることです。

-ということは治療をしているのに、実はガンが進行してしまっているということが在り得るのでしょうか。

そうなんです。だから、診察のたびにがん細胞が増える要因が新たに加わるような食事や生活をしていないか…筋肉反射や波動的共鳴を活用して慎重にチェックします。悪くなる前にその芽を摘み取ってしまう必要があります。メンタル面のケアとエネルギーバランスの調整も重要になってきます。治療ももちろん大切なのですが、それと同じくらい大切なのは患者さんの「意識」なんです。

「体に悪い食事や生活習慣をしてきたけど、今日まで生き延びることができた」、「がんができたからこそ、自分がいかに身体的にも精神的にも不自然なことをしてきたかに気づくことができた」―このように、がん細胞は「ありがたい存在」だという気持ちが患者さんに芽生えてくると、一気に治療への道が開けてきます。これまでは病院での治療と並行して私の医院においでになる方がほとんどでしたが、最近は最初から病院へは行かずに食事の改善や生活習慣の見直しといった自然療法の治療を求めて来られる方が多くなっています。

乳がんの治療でも食養とメンタル面のケアを中心にテラヘルツ量子波の治療を併用することで、よい経過を辿られる方が増えているのが嬉しいですね。

先生が食事療法に興味を持つようになった、きっかけなどはあるのでしょうか?

西洋医学だけやっていては、薬でコントロールすることが中心で患者さんが本当の意味での健康状態にならないということに気づき始めたんです。そこで、東洋医学を取り入れてみようと思い、漢方薬について勉強するようになりました。その中で食こそが健康の基本であって、食をおろそかにしては決して健康にならないし、病気も治らない、と気づいたんです。医食同源の考え方ですね。それから「食養」に対して関心を寄せるようになりました。

医食同源に関する本を読んでいるうちにマクロビオティックに出会い、久司道夫先生の『メディカルマクロ』と題するセミナーを1年間受講しました。マクロビオティックは納得できることもたくさんありますが、野菜は加熱する、肉は食べてはいけない、有機・無農薬以外は食べない、みたいなダメ出しが多く、しだいに窮屈さを感じて足が遠のいてしまいました。

そして、次に出会ったのは、エドワード・ハウエル博士の“酵素栄養学”で、これも1年間勉強して、酵素の大切さを学びました。そして最後に出会ったのが“細胞環境デザイン学”です。がんの患者さん対しても、食を第一優先にするようになり、治療が本当にうまくいくようになりました。食の大切さと偉力を実感しています。

▲ 先生はオーリングテストによる治療もされています。
-ありがとうございます。今までの診療の中で、先生が特に印象に残っている患者様はいらっしゃいますか?

印象に残るのは、治りにくいガンに対して悪戦苦闘しながらもなんとか治療へと導くことができたケースです。60歳代の女性で膵臓ガン(ステージⅢ)の手術をされた方です。

手術後、抗がん剤治療をうけておられたのですが、どうも体調がよくならない。これはおかしいとご主人に説得され、抗がん剤治療を1クールで中止し、私のところへ来られました。がんという病気は進行した状態になると本当に手強いです。特に膵臓ガンは全国がんセンター協議会のデータをみると、5年生存率がステージⅢ(周囲のリンパ節に転移しているもの)で3.1%、ステージⅣ(他の臓器に転移しているもの)になると0.9%と非常に低いのが現状です。その方が私の医院に通院するようになってから10カ月経過したとき、切除した部位を中心にまだ3.5cm×3.8cmのガンの反応があったのです。

食養生を指導し、ガンの刺激となる農薬・添加物の入ったもの、血糖値を上昇させる間食などは極力摂らないように伝えました。さきほども言ったように、食べても大丈夫だと思っているものの中に、知らない間にがんを増殖させているものがあって、状態が悪くなっていることがあるからです。

サプリメントや亜麻仁油を飲んでいただきながらカラー治療、テレヘルツ量子波の照射などを続けたところどんどん元気になられました。術後4年経った現在でも、何の問題もなく笑顔で通院されています。治療家にとって難しい状況を乗り越えて笑顔を取り戻されている姿をみると、ホッとしますし一番癒されますね。

-素晴らしいですね。患者様に指導をされる際、細胞環境デザイン学のメソッドを取り入れられていることはありますか?

私が患者さんに指導をする際、大切にしていることは、何を食べるべきか、何を食べてはいけないかを丁寧に説明し、きちっと理解していただき実践してもらうことです。「マゴワヤサシイ」を基本に、和食を守るように指導しています。和食は最高の健康食であって、何か他に足す必要なんて全くないのに、テレビで体にいいと放送されていたからといって、止めていたヨーグルトを食べたりする方もいます。患者さんが何を食べているかチェックすることはとても大切ですね。

-間違った情報が溢れた現代で、正しい食とは何かを理解していただくのは、とても難しいんですね。

そうですね。手軽に食べられるからと遺伝子組み換え小麦の混じったパンや麺類、加工食品を食べたりする方もおられます。これらに含まれる化学物質は、がん細胞を刺激し、増殖させてしまう活性酸素の発生源となることはよくあるんです。

健康的だと思われがちな魚介類も、養殖ではいけませんし、天然のものを焼くか、煮るかして食べないと…。お刺身やお寿司など生の魚介類には寄生虫や細菌、ウイルスがついていて、免疫力の低下した患者さんが口にすると、感染を起こしてガンが大きくなってしまうこともあります。また、調味料についても、味噌や醤油、納豆に使われる大豆が安全なものでなかったり、既成のだし顆粒の中に有害な添加物が含まれていたりすることもあります。遺伝子組み換え食材が増えていることは、本当に困ったことですね。アレルギー、ガン、認知症、精神疾患がこれほどまでに増えている背景に、添加物、農薬に加えて遺伝子組み換え食材が関係していることは疑いのないことだと思います!

消費者がよく知ってみんなで拒否しないと変わらないし、日本人の健康は守れないですね。

-生活習慣の面では、どういった指導を大切にされていますか?

まずは早起きして朝日を浴びる、そして歩くことですね。慣れてくると、何と心地よいことか!と歩くことの喜びを実感します。また、よく噛む、電磁波を極力避ける、半身浴などで体を温める、アキレス腱・腓腹筋をマッサージする、消毒剤、防虫剤、香料、線香といった化学薬品を極力使わない、等指導します。そして心の問題として、「すべてはちょうどよい」、「自分のすべてを受け入れ、心から愛する」ということも伝えるようにしています。

病は氣から…という言葉のとおり、患者様がどういった心境で毎日を過ごされるかが大切なんですね。先生ご自身でも日ごろからなにか意識されていることはありますか?

細胞環境デザイン学で学んだことを実践するように心がけていますが、私独自の工夫も盛り込んでいます。

朝食前に野菜・果物・豆乳のスムージーを、私自身が家族の分も作って飲んでいます。季節の果物、旬の野菜を加えて変化をもたせています。できあがったものに亜麻仁油を 少し加えると、美味しいですよ。

また、早起きをして、自分で工夫した気功体操と瞑想をするようにしています。運動は、自宅から医院まで約30分歩き、週に一度はテニスと筋トレをしています。

-先生が実際に細胞環境デザイン学を実践されているのは素晴らしいです。最後になりますが、細胞環境デザイン学をどういった方に学んでほしいですか?

細胞環境デザイン学は、健康に生きるための基本であり、病を回復させ健康を維持するノウハウに満ちていますので、医師だけでなく看護及び介護に携わる人、健康に関係する仕事をしている人、できるだけ多くの人に学んでいただきたいです。そしてみんなで広めていきたいですね。

細胞環境デザイン学は、他に類を見ない内容で構成されており、万難を排して学ぶに値するものだと思います。細胞環境デザイン学を学ぶことで、自分の中に太くて大きな柱ができていくことに満足されるでしょう。

-貴重なお話をありがとうございました!
私のこだわり

こだわりというほどのものではありませんが、五年前から「ひふみ祝詞」を唱えています。診療のある日は自宅から医院まで約30分歩くのですが、その間に自然に口をついて出てくるようになっています。ひふみ祝詞は、日本語の47音からなるもので「ひふみ神言」とも呼ばれています。超古代から連綿と伝承されている不思議な力をもつ祝詞で、幣立神宮(熊本県・阿蘇)の御神体である鑑石の裏に神代文字で書かれています。幣立神宮は、古事記や日本書紀にも出てくる、日本の歴史を語るうえで重要な神々が祭られている場所です。明治維新以後、神道の祭祀を司る祭祀家が表舞台から消えてからは、一部の人にひっそり伝えらえてきました。昭和19年、麻賀田神社を参詣した岡本天明氏に高級神霊が降り、17年間にわたって自動書記させられてできた「日月神示」にひふみ祝詞が記されて現代に蘇りました。私はかつてインドを数十回も訪れて、聖者と言われる人に会い、伝授してもらったマントラを唱えていましたが、自然消滅するようにやめてしまっていました。ところが日月神示を読んで、ひふみ祝詞を唱えてみると、心の奥深くまで染み込むように入ってきたのが衝撃的で、それ以来毎日唱えるようになっています。

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