資格試験合格者インタビュー

神様はすべてを用意してくださっていて、それは全部自分の中にある。それを気づかせてあげるのが、私に課せられた使命なのです。

プロフィール

山内里津さん【歯科医師】
はぐくみの森歯科クリニック副院長(徳島県鳴門市)はぐくみの森歯科クリニックHP

徳島大学歯学部卒業。人を作る60兆個の細胞を健康にすることを主眼においた“細胞環境デザイン学”に感銘し、『杏林予防医学研究所 細胞環境デザイン学 認定医』を取得。三児の子育てを行いながら、歯科医師として日々の診療に従事し、食育に関する講演会を地域で開催。口腔治療から全身の健康をサポートできる予防歯科を目指し、患者様ひとりひとりの身体の不調の悩みについて、細胞環境デザイン学に基づいたアドバイスを行っている。

-はじめに、杏林アカデミーを受講したいと思ったきっかけを教えてください。

実は私、何年も栄養学難民だったんです。今までかなりの数の栄養療法のセミナーに参加しました。私は徳島に住んでいるのですが、いったい何回東京に飛行機で飛んだだろう…かれこれ2年以上、少なくとも15回は行ったと思います。いろんなことを勉強して、いろんなことをやってみて…まずは行動しないと気がすまないタイプなので(笑)

-先生は「行動派」なんですね!

そうなんです。でもね、何をやっても「???」。頭の中に疑問がいっぱい。講座を受けたからといって、「何か変わったか」と言われれば…うーん、といった感じで、不発でした。挙句の果てには、「あの時はああ言ってたのに、どうしてこの時はこんな考え方でまとめるんだ!?」という疑いモードになってしまったんです。そんな一貫性のないセミナーを受講しては納得いかず、また別のセミナーを受講して…もうセミナーをはしごはしごの連続で。

そんなときにネットでたまたま、山田先生が考える「細胞環境デザイン学」に出会い、「杏林アカデミー」のことを知りました。山田豊文さんって誰か知らないけど(山田先生すみません…)、京都でやってるんだ、近くだし行ってみようかな?という軽い気持ちで参加を申し込みました。

…で、実際行ってみて、驚きの連続!
「あー!あれはそうだったんだ」「あのときのセミナーで言いたかったことは、こういうことだったんだー!!」といった感じで、散らばっていた情報が整理されて、すごく納得したんです。ウンウン頷きながら、時間が経つのも忘れて講義に聞き入りました。山田先生の情熱溢れる講義もとても印象的だったんですが、初めて杏林アカデミーを受けた日にすごいことが起こったんです!

-すごいこと?ぜひお聞きしたいです!

帰宅して、講義でとったノートを本棚に戻そうとしたときなんですけど、ぱっと目についた本があったんです。それが、なんとさっきの知らなかった先生の本(先生本当にすみません。)だったんです!「ビタミンミネラル革命」と「老けない体は骨で決まる」だったんですが、本当にこれにはびっくりしました!私、さっきの先生の書籍を昔に読んでたんだ!って。
私って小さいときから、『直観力』を大切にするタイプなんですが、このとき山田先生と偶然ではなく、運命的に出会ったんだと確信しました。

-まさに運命の出会いですね。

今まで参加していたセミナーは「ふ~ん」とか、「は~ん」とか、「へ~ん」とかしか思わなかったんですが、杏林アカデミーの講義を受けたときは、「これや!絶対に理解してやる!」って思いました。「私の人生も、医院も、家族も、患者様も、世の中もこれで変わるぞー!」みたいな(笑)。

-多くのセミナーをはしごしてこられた先生が、杏林アカデミーを「これや!」って思われたのは、どういった点からなのでしょうか?

なんというか…ぶれていないところ。杏林アカデミーはレベルがとても高度だし、スケジュールも朝から晩までとハードなんですが、教えてもらったことにまったくの矛盾がなくて。汚れていないというか、清らかというか、教えてもらった瞬間「サラサラ~」って感じで、すっと自分の中に入ってきました。

別のセミナーでの経験なのですが、肉はタンパク質がたっぷりで糖質が少ないから血糖値を上げないんだよ!って言いながら、実際はインスリンが大量に出ている図が登場して、「あれ?これって効いてないやん?」ってこともありましたし(笑)、EPAとかDHAといったオメガ3系の油を薦めてるのに、ほとんど含まれていない肉についてはなぜか特別扱いみたいな…。

杏林アカデミーでは、そういった矛盾が一切ありませんでした。でも、内容が高度だったので、1回受けただけでは撃沈して帰宅しましたが(泣)、でも何回でも京都にセミナーのために行くぞ~って思えるほど、満足感がありました。

-認定医となられてからも何度も再受講をされている、山内先生の“学び”への情熱には本当に頭がさがります。

でも、私、歯科医を辞めたいなと思ったことがあるんです。

-本当ですか!?それは驚きです。

歯科医として働いている中で、歯周治療次第で、全身の健康状態も変わるとか言っているのに、食事指導とかもしていなかったし、フッ素を塗っても虫歯の予防にならないし、病気になる患者様は増える一方だし…。

仏教には「十善戒」っていうものがあるのですが、その中に「不偸盗」という言葉があるんですね。「人のものを盗んではいけない」という意味なんですが…。私の実家は時宗で、小さい頃から仏教の教えを言って聞かされるような家系でした。治療をしているのに、患者様が悪くなる。でも医院の売り上げは上がる―。この循環が、人からものを盗んでいる感じがしたんです。家の教えを守れていないな~って…。

そして何を思ったのか、私、山田先生に「歯医者を辞めようと思うんです」って言ったことがあるんです。すると、先生にめちゃくちゃ怒られて…。「大切な仕事をしているのに、その価値を見いだせないのは、自分がその仕事の価値を導いていないだけだ!」って。その言葉は本当に重かったです…。山田先生はきっと覚えていらっしゃらないかもしれませんが、私はしつこい蛇女なので(笑)心に刻まれました。そのときに、この学問を究めていきたい、先生についていこうって思ったんです。それも私の『直観力』!

-山内先生は3人のお子さんのお母さんでもありますが、杏林アカデミーを受けてから、なにか子育て面で変わったことはありますか?

ご飯が変わりました。毎日のことだから、ストレスをためることなく、簡単でズボラな料理を作っています(笑)でも、こんな感じで肩の力を抜いて、無理をしないことが母親のメンタル的にもいいんですよね。お母さんがイライラしないことは、子どもの健康にとってもいいことですし。ナイフとフォークを持つフレンチレストランよりも、子どもたち(夫も含む)にとって、ママの穀菜食の手作りご飯がよいのです♪

-最高ですね、1度ごちそうになりたいくらいです。他にも変わったことはありますか?

毎朝ウォーキングをするようになりました。
夜が明けるかも?というタイミングで「青色光」を求めて、繰り出します。冬なら6時過ぎくらい、夏なら4時くらいです。山田先生みたいに2時にはさすがに起きていませんが(笑)3時には起きています。歩く前にマグネシウム入浴をしているので、冬でもぽかぽかです。でも、クリニックのスタッフはこんな私を「変態」と言うんですよ~。

距離にしたら、だいたい4kmくらいで決まったコースを歩いています。音楽を聴きながら歩いているのですが、1曲分だけは走っています。最近は野良犬を追いかけています(笑)

休みの日は近所の大麻山に登ったり、家から3kmほど離れた大毛海岸に朝日を見にいったり…。砂浜は歩きにくいですけど、とても気持ちいいです。子どもが休みだと一緒に連れて行ったりしていますが、平日は、朝は自分の時間として大切にしています。もちろん子どもはかわいいんですが、それとこれとは別!子どもと行くと大変なんですよ…畑の中を歩くから足は汚れるし、虫を捕まえたから「持って!」って言われたり、こうのとりを追いかけまわしたり…こうのとりは、「国の天然記念物やぞ!」と叱りましたが(笑)無理無理。

-(笑)。とてもにぎやかな山内家なんですね。体調面でも変化がありましたか?

そうですね。タンパク尿が出なくなりました。ファスティングもしているので、その効果もあるのでしょうけど。あとは、血流がよくなったのか、足の角質がなくなりました。検査で血管年齢を調べたら、50歳から25歳になりましたよ。もともと健康だと思っていたので、特段なにか変わったかと言われればわからないのですが、冷えを感じることはなくなりました。

さっき、ウォーキング中に1曲分は走っている話をしましたが、昔は長距離が苦手で走れなかったんですよ。赤筋が少ないのかな?でも今は5分くらい走ってもなんともありません。

-杏林アカデミーで学んだことを、実践されているのはとても素晴らしいです。今は徳島を拠点に栄養学の講座を開いていると伺っています。そのことについて聞かせてください。

何度かお話しする場をいただけました。地域のためにできること、伝えられること、みんなのためになること。こういった仕事ができることを本当に感謝しています。頑張って勉強をして、資格試験(杏林予防医学研究所 細胞環境デザイン学 認定医)を受けてよかったと思ってます。試験はとても難しかったですし、課題もまだまだたくさんありますけども…。

あやふやな知識のまま、聞いたことをまとめてセミナーをしている先生をたくさん見かけます。先行きが不安になりますね…。自分の言葉に責任を持ちなさいと言われて育ってきましたし、自分で納得がいって、できる!って思ってから行動に移すのがポリシーだったので、少し遠回りな勉強の仕方をしてしまっていたかもしれません。認定医となった今、自信たっぷりではないですけども、自信を持って皆さんにお話しすることができます。もう負けません!うーん?負けるかな?(笑)

-先生のような方が今後増えていくと、日本も必ず良くなっていきます。最後に先生の座右の銘を教えてください。

・二度とない人生だから 一輪の花にも無限の愛をそそいでゆこう
一羽の鳥の声にも無心の耳をかたむけてゆこう

・生死不二
生を全うするものは死を全うするもの
生と死は同じことである 今を生きることを粗雑にするものは死を恐れるもの

・念ずれば花開く 自分を信じ生きていこう

です。

杏林アカデミーでは、細胞の機能をたくさん学ぶだけでなく、自分を見つめなおすチャンスももらいました。医師や歯科医師は大学を卒業してから、いきなり「先生」と呼ばれるから、最初は違和感があっても、いつしか自分は偉いんだという錯覚を引き起こしてしまうんです。だから、いつからか驕ってしまって、真実を求めて勉強することもなくなり、洗脳教育を受けて、自分が絶対的に正しいと思ってしまうのです。医師や歯科医師こそ、真実を求めていかなければ日本はよくなりません。私は歯科医師の他に母業があります。だからこそ日本の子どもたちにできることってなんだろう?とずっと考えてきました。微力であっても、自分ができることから取り組んでいきたいと思います。迷うのをやめて、自分を信じて―。私には良きスタッフ、良きクリニック、良き運命、そして大切な大切な家族がいます。わかっていることと、実行できることは違います。私は後者になりたいのです。

-貴重なお話しをありがとうございました!
山内家では、たくさんのペットを飼っています。

今は、犬1匹、ハムスター3匹、フェレット1匹、九官鳥1羽、息子が捕まえたスズメ2羽、鯉約30匹、ドジョウ3匹、なまず3匹、あゆかけ10匹、めだか無数、金魚10匹、ランチュウ5匹、フナ5匹、オイカワ4匹、イシガメ4匹、クサガメ1匹、ミドリガメ1匹、カマキリの卵5繭(?)、カブトムシの幼虫30匹くらい…と哺乳類、鳥類、魚類、爬虫類に関係なく、ペット大好きです❤特に私のお気に入りはフェレットです。

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