資格試験合格者インタビュー

神様はすべてを用意してくださっていて、それは全部自分の中にある。それを気づかせてあげるのが、私に課せられた使命なのです。

プロフィール

武井みずほさん【医師】
元アカサカフロイデクリニック院長 ※現在は北海道でご活躍中です。

医師として、また個人としての経験からも、病気は患った本人だけでなく、家族や周囲に影響を及ぼすことを痛感。健康であることの大切さを感じるなか、杏林アカデミーを受講し、山田豊文所長の細胞環境デザイン学と出会い、真の健康法こそここにあると実感。勤務していた病院を退職し、山田所長がCEOを務める、細胞環境デザイン学に基づいた医療を行う、アカサカフロイデクリニック院長に就任。細胞環境デザイン学もってしか、真の健康を実現していくことは不可能であると考え、それを実行することに大きな責任感と期待をもって取り組んでいる。

-まずは、山田所長が提唱する“細胞環境デザイン学”を学びたいと思われたきっかけを教えていただけますか?

知り合いの方に「とにかく行ってみて!」と勧められました。むしろそれしか説明がありませんでした。まさに事前の情報がゼロの状態で、「ええっ!?いいよって言われても…」といった感じでした(笑)。色々調べてみたら、山田先生はいろんな書籍を出されていたので、とりあえず読んでみようと思い、読み始めました。何冊が読んでみて、「もしかしたら、これでいけるんじゃないか」という気がしたのです。

-「いける」というのは?

当時、姉が乳がんを患っていて、食事のことですごく悩んでいました。どの健康に関する本を読んだり、食事療法を調べても、どれももっともらしいことばかりで…。たとえばヨーグルトひとつとっても、発酵食品だから良いという人もいるし、乳がんには乳製品はダメって書いている先生もいて…私自身は医師だけれども、栄養の勉強は全くしてこなかったので、いったいどれが本当の情報なのか、とても混乱していました。山田先生の書籍を読み進めていくうちに、「もしかして、ここに本当の答えを見つけるエッセンスがあるんじゃないの?」って感じました。これはいけるかもって。私は直感で生きているので(笑)

今まで、分子栄養学とかビタミンCの点滴とか、キレートに関する学会とか色々な講座にたくさん出ていたんですけども、「あぁ、そうなんだ~。」くらいしか思わなくて。なんといいますか、自分の中に入って来ないというか、一つの知識としてそういうこともあるのかな?くらいの受け止め方しかしていませんでした。でも、講座(杏林アカデミー)を受けてみて、山田先生の理論にすごく納得したというか。「そうだよね!」って。今までバラバラだった知識がつながった手ごたえがありました。

-武井先生と細胞環境デザイン学との「出会い」ですね。

杏林アカデミーの中級講座を受講した後、「これは絶対に上級に行かなければ!!!」と思って、すぐに上級講座に申し込みました。そして、資格試験に合格し、アカサカフロイデクリニックで働くお声がかかったんです。

-そうだったんですね。杏林アカデミーでの山田所長の講義の中で、特に印象に残っていることはありますか?

山田先生は、たくさんの引き出しというかポケットを持っていて、まるでマジシャンのようでした。でも、なにより印象的だったのは、私はクリスチャンなのですが、山田先生が体の話とか、栄養の話をしているだけなのに、すごくそこに神様の存在を感じたことです。私は医者を志して、勉強をしていたとき、「私を医者にしてくれたら、神様のために働きます。だから私を絶対医者にしてね」って神様に毎日祈っていたんです。医学部に合格しないと、医者にはなれないので。そして、やっとの思いで医学部に合格して、医者になれて…でも、アカサカで働く前は私は神様のために働いてなかったんですよ、きっとね。 杏林アカデミーで山田先生のお話を聞いて、「あなたの本当の道はこっちですよ、あなたの仕事はこれなんですよ。」って、神様が山田先生を通じて私にメッセージを送って、気づかせようとしてくださっているような感覚になりました。

-細胞環境デザイン学を学ばれてから、先生の中でなにか変化はありましたか?

今までは、どこかで医療に疑問があって、「やっぱり治らないだろうなぁ。」って思っていたんです。この治療では、この薬では治らないってわかっていながら、患者様に勧めなきゃいけなかったり…。

以前は、色々なところに勉強しにいって、「そうなのかな?」って疑問を持っても、良し悪しの判断がつきませんでした。どんな本を読んでもセミナーに行っても『判断』ができない。でも、今は大きな柱がしっかりとできて、ブレないのです。情報って正しいこともあれば、間違ったこともありますよね。でも、「細胞目線に立ったら…?」と自分で考えられるようになりました。ただの情報や知識の蓄積ではなく、こうやって自分で考えられるようになったことが、この勉強をして、一番に得たものだと思っています。

なので、細胞環境デザイン学を学んで、今のクリニックで働かせていただくことになってから、私は心の底から自信をもって「治るからね。大丈夫だからね。」って言えるようになりました。ものすごくストレスフリーになったんです。本当に神様から与えられた仕事をしていると、気持ちがいいものなんですね。あ、質問と違う答えになっていますね(笑)

-いえいえ!大変良いお話を聞かせていただきました。武井先生が医者を志し、杏林アカデミーを受けられて、認定医となり、現在にいたるまで、なにかに導かれているような気がしますね。

そうなんです。実は私、杏林大学の出身なんです。杏林予防医学研究所と同じ“杏林”という名前ですね。杏林大学を作った人も、山田先生がいつも話される「杏林千古翠(せんこすい)」(治療代を受け取らない代わりに、治療に使用していた杏の苗を植えさせた、名医の話)から“杏林大学”と命名したので、その話は知っていました。とてもいい名前で、私、大好きなんです。同じ名前の杏林予防医学研究所にご縁があったのは、何だかとても不思議な感じがします。でも、同じ“杏林”で、同じ志であったはずなのに…これは母校だけに限らずですが、かたや医者の国家試験の予備校化してしまっているんです。もちろん国家試験を通らないと医者にはなれないのですが、とても悲しいことです。

-そうなんですね。同じ志をもっていたはずなのに…それは悲しいですね。

若い医学部生とか、医学部を志している人に「細胞環境デザイン学」をぜひ学んでほしいなって思っているんですよね。どうにかならないかな…。だって、特に食べ物のことってすべての「ベース」でしょう?野性動物のお母さんって、子どもができたとき、まず何を教えるかというと、ごはんを自分で取って食べられるようになることですよね。あとは、食べると危険なものもきちんと教える。でも、人間だけは違うんです。何を取って食べるかなんて絶対教えないし、何が危険かも教えない…。食べることは生命の根本ですよね。これを食べるといいんだよ、これはおいしいけれど、体には毒なんだよということを、ちゃんと教えないとまともな子に育たないし、先の子孫にも影響を与えるわけですよ。今はそういった教育も欠けていると思っています。

-教育は本当に大切ですよね。アカサカフロイデクリニックでも「教育」を重視していると聞きました。

そうですね。患者様の意識を変えてもらうことは、本当に大切です。

-先生が患者様と接するときに、大切にされていることはありますか?

なによりまず安心してもらうに尽きます。
例えばがんの方には、「がんは敵じゃないよって、あなたの味方なんだよ」って、必ず言います。がんって、たくさんの毒にさらされて、このままじゃ命のピンチだからってがん化して、毒を集めてくれている、身体を守ろうとしてできたかわいそうな細胞なんです。だから、その毒さえ排除してあげて、綺麗な環境にすれば、がんは「よかった」ってまた元に戻っていくのであって、決して敵ではない。せっかくあなたの命を守ろうとしてできたがんを、たたいたり、つぶしたり、抗がん剤や放射線をかけちゃだめなんだよって。あなたが作ったものだから、必ずあなたが治せるんだよって話をします。そうするとみなさん、安心されますね。がんって聞くと「とんでもないできものができちゃった!」ってみなさん思っているので(笑)

-確かに、がんを好意的に思う方は少ないですよね。

なかったことにしたいから、平気で取っちゃうんですよね。自分の臓器ごと。汚すだけ汚しておいて、捨てればいいっていうのは違うでしょう!がんは「身体が汚れているよ」というサインだと、受け入れることができた方は、本当に変わりますよ。がん細胞に「ありがとう」という言葉が出るようになるのです。今まで、悪いことしてごめんねって。そういった思いがあれば、今までは悪いものがたっぷり入ったお菓子をぼりぼり食べていたのに、細胞にやさしいおやつにかえてみたり…。とか自分で努力するようになります。

-患者様が良くなっていくと、やっぱりうれしいですよね。

一番医師になってよかったと思う瞬間ですね。意識が変わると身体の元気だけでなく、心も元気になられるんです。初めて診察室に来られたときに、「どよーん…」って漫画に出てきそうなマークを背負ってる方が(笑)、帰るときにはにこやかになって帰っていただけると、本当にうれしいです。

-まさにフロイデ(よろこび)ですね。

そうなんです。

今、医者として活躍されている先生はみなさん、患者さんに治ってほしいと、一生懸命治療をされていますし、志を持っています。だれも、金儲けをしようと思って医者をやっているわけじゃないと思うんです。でも、マニュアルのとおりにやっていたら、いつの間にかお金もうけに走ってしまっていて、間違った治療をしてしまっているんだと思うのです。でも、こういうスパイラルって自分であったり、自分の大切な人に、もしものことがないと気づかないと思うんです。実は、姉が病気になる前に、両親や自分の健康問題を抱えていました。

でも、喉元を過ぎると…ではないですが、克服してしまうと、普通の保険医療で「まぁ、いいか」といいますか、諦めに入ってしまうんです。でも、私の場合、姉の病気をきっかけに、細胞環境デザイン学に出会って、「やっぱり私は本当の医療をやらなきゃいけない!」って再認識しました。いつも医療に対して腑に落ちない、本当に治るのかという疑いを持っていたのですが、山田先生のお話を聞いたら、「あ、人間って治るんだ」って思えたんです。当たり前のことなんだけど、治るんだなって。

本当は、神様はすべてを用意してくださっていて、外に探しに行っていたけれども、すべては自分の中にあったんだって気付けたのです。だから、それを他の人にも気づかせてあげるのが、私に課せられた使命なのかなって思っています。

-熱い思いをお持ちで、大変心強いです。先生の今後のビジョンを聞かせていただけますか?

まず、医師としては、この細胞環境デザイン学の医療が、日本のスタンダードになるようにしたいです。「え、西洋医学使ってんの、あんた今時何やってるの?時代遅れね。」っていう世の中になってほしいです。
そのためにも、保育園や幼稚園、学校などで、小さいときから教育をする必要がありますよね。文字や座学ではなく、体験させて教えるような。これこそが本当の教育であってほしいです。

あとは、医学部で細胞環境デザイン学を学ばなければ医師になれないようにするとか。やりたいことはいっぱいあります。人間として、地球に住まわせてもらっている者として、これが当たり前の世の中になったら、どんなにいいかなって思います。それこそ病人がいなくなりますし、子どもたちも元気になります。そういう世の中になってくれたら、安心してあの世に行けるかなって思います(笑)

-ありがとうございます。最後に、杏林アカデミーの受講を検討されている皆様へ一言メッセージをお願いします。

「細胞環境デザイン学」を知らないで、医療をしてはいけないと思います。人間ってすごくうぬぼれ屋さんじゃないですか。医者が、患者さんに対して、自分が治すとかそういうことを思っている自体がうぬぼれなんですよ。治せるわけないじゃない、他人の身体なんだから(笑)。そういう風に医者が思えると、とても楽になります。医者ってすごくつらいんですよ?治せなくて辛いから色々な勉強をするし、知識を仕入れたいと思うし、なんとかしてあげたいと思う。でもそういう優しい気持ちがあるからこそ、悩んでしまうんです。でも、細胞環境デザイン学を学ぶとすごく楽になります。治せるのは細胞だけなんですから。これを心から理解できると、感動し、人生が変わります。すると私が変わり、周りが変わっていくんです。

-貴重なお話しをありがとうございました!
休日は子どもに返る!

休みの日は子どもと遊び、童心に返ります。朝の散歩のときに、道路脇のブロックに登って「落ちたら負け~!」と競争してみたり、普通にまっすぐに歩けばいいところを、ジグザグにあるいてみたり、おまわりさんにやたら大きな声であいさつしてみたり(笑)子どもから学ぶことってたくさんあるんですよ、なるべく自然に還る!自然のあるところに行くのも好きで、生命をいただいている感じがします。ストレス発散にもなりますし、「あぁ、生きてるな。楽しいな。」って感じられます。子どものときってわけもなく楽しかったり、理由もなく笑い転げて走り回ってましたけど、大人になるとそういうことが無くなってしまって…大人ですけど、ちょっとやってみると面白いんですよ(笑)