資格試験合格者インタビュー

「心が変われば生き方が変わる」
「生き方が変われば免疫力が上がる」「薬だけに頼らずとも病気は治る可能性がある」

プロフィール

首藤 紳介さん【医師】
表参道首藤クリニック院長 表参道首藤クリニックHP

小児科医として、大学病院や民間病院の救急外来、未熟児集中治療室などで現代医学を研鑽。自身の様々な経験から、薬だけに頼らず、自己治癒力を高め、健康と美を保つための医療を目指すようになる。2010年より、補完代替療法のクリニックに勤務。ガン、膠原病・リウマチ、アレルギー(アトピー性皮膚炎、気管支喘息)、精神疾患などに対し、多くの臨床経験を積み、薬に頼らずとも高い治療成績を残す。また、高齢者の訪問診療や、精神科病院の非常勤勤務なども経験する。水素療法や補完代替医療、点滴療法など、更なる医療の可能性を求め2013年5月より、表参道首藤クリニックの院長を務める。

-細胞環境デザイン学を学びたいと思われたきっかけを教えていただけますでしょうか。

知り合いの方から「面白いセミナーがあるよ!」と声をかけていただいたことがきっかけでした。どういったセミナーなのだろう?と思って内容を調べてみたら、自分に興味があったことだったので受講してみました。食事療法や栄養学の勉強はずっとしていたのですが、そのまとめみたいになるのではないかと思って、行ってみようと思いました。

-ずっと栄養学の勉強はされていたのですね。そもそも先生が栄養療法や予防医学に興味を持ち始めたきっかけはあったのでしょうか。

もともと、普通の『西洋医学』の医者をやっていましたが、ある時、自分が精神的にまいってしまって鬱状態になってしまったことがあり、心療内科にかかりました。そこでの診療が、私の話を聞いてはくれたのですが、メンタル面を軽くするためのアドバイスがあるわけでもなく「じゃあ、薬出しておくね。」で終わるだけの診療でした。拍子抜けしたと言いますか、少し違和感を覚えてしまいました。

先生に言われたとおり、一応は処方された複数の薬を飲んではみました。でも、それだけでは一向に心の問題は解決しなかったのでやはり、自分の鬱状態に対して、投薬治療をするだけでは意味がないと思いました。もともとあまり薬は好きではなかったのですが、こんな体験をしたこともあって、薬以外の方法で心と体を健康にする医療に興味を抱くようになりました。

-そうだったんですね。先生はどのようにして、ご自身の症状を治癒されたのですか?

鬱を発症していたときは、知らず知らずに無理をしていたり、よく見られたいとカッコつけて生きていたと思います。意外とそういうことが原因じゃないのかなって思い始めて、ある時、「生き方とか考え方、ライフスタイルを変えてみよう」そして、「自分が楽しいと思うこと以外はしない」と決めました。

・・・そうすると、最終的には、前の職場を辞めてしまおうという結論になり、勇気をふりしぼって上司に退職する旨を伝えました。新しい第一歩を踏み出すその勇気がきっかけで、自分の人生は大きく変わっていきました。そう決めてからは、効果を感じなかった鬱の薬は自然に飲まなくなりました。そうこうしていたら、鬱がいつのまにか治っていました。あぁ、やっぱり鬱を治すのは薬じゃないし、物事の考え方ひとつで決まるなって思いましたね。今まで当たり前だと思っていた思い込みや思考パターン、ライフスタイルや自分の環境を変える「勇気」こそが、鬱を治すきっかけになりました。

前職は小児科医をやっていましたが、辞めた後は「ちゃんとカウンセリングができる精神科医になろうか?」などと思っていたんです。でも、まずは色んな勉強をしようと思い、退職後はしばらくの間無職の状態になり、自分のやりたいことをしたり、様々な勉強をすることに時間を費やしました。そして、勉強していく中で代替療法の世界に出会いました。カウンセリングでメンタル状態がよくなったり、ライフスタイルを改善して自然治癒力が高まってがんがよくなることもあります。代替医療の治療は初めて見た世界でしたが、これは面白い!自分もやってみたいと思って、この分野に足を踏み入れたんです。代替医療をやっていくにあたり、いろんなクリニックに勉強に行ったり、講演会や興味のあることはどんなところにでも勉強をしに行きましたし、本もたくさん読みました。無職だったその期間、いろんなことを考えたのですが、

「心が変われば生き方が変わる」
「生き方が変われば免疫力が上がる」
「薬だけに頼らずとも病気は治る可能性がある」

…そんなことを感じた時期でした。

-なるほど。こうやって先生とご縁があり、杏林アカデミーを受講いただいたこと、本当に嬉しく思います。講義の中で何か印象に残っていることはありますでしょうか?

細胞環境デザイン学という学問は、単に食生活の話をするだけでなくて、ライフスタイル全般に言及をしていることが印象的でした。呼吸だったり、空気だったり、水だったり、それこそ歯のかみ合わせや咀嚼といった歯科の領域であったり、メンタル面の重要性にも言及しています。細胞環境デザイン学は複数の分野が専門的ではあるんですけど、すごくうまくまとまっています。今の医学とはかなり違った切り口の学問ですが、分子生物学や医学の基本的な部分であったり、生命の本質の部分に焦点を当てていて…まさに、総合的学問だと感じました。実際、医師になって学んだことは、薬を出す処方の仕方だったり、検査データの見方などが勉強の中心だったので、まったく新しい臨床医学だと思いました。

-杏林アカデミーでは、不調を治すためには食事だけでなく生活習慣も大切であると考えているので、座学だけでなく、光を浴びたり音楽を聴いたりと、五感をフル活動させるのがなにより特徴的です。初めて来られた先生は皆さん、驚かれることが多いです。

そうですよね。他の栄養学のセミナーでは、栄養や食事の話だけで終わることがほとんどですので、体験型の杏林アカデミーの講座は貴重な学びと体験ができます。杏林アカデミーのプログラムでの、朝のウォーキングや、音楽鑑賞の実習などは他ではあまり体験できません。あれだけ早い時間に、真っ暗な中で大人数で歩くということ自体が、傍から見ると結構異様な光景というか(笑)。

でも、こういう機会でないと、早朝のきれいな空気を吸いながら川のせせらぎを聴き、土の地面を歩くということもほとんどないでしょうし、大切なことだと思いますね。近くに鴨川があって、下賀茂神社があってというのも京都ならでは。山田所長のご自宅にあるオーディオルームでの体験もほかではなかなか味わえない貴重なものです。

-よく、東京で出張セミナーをしてほしいって依頼があるんです。

それはだめでしょう。東京を離れて、京都の自然の中で実習することに価値がありますし、理解が深まります。あと、細胞を元氣にするプログラムという位置づけでの音楽もいいですね。音楽療法をきちんと研究されている。れっきとした講義のひとつとして確立している朝の散歩と音楽の2つがなにより印象的でした。「マゴワヤサシイ」食事を食べる実習もありますし、中級講座では自宅での3日間ファスティングが必須になっています。このように、総合的な全体像を実際に体験しながら勉強するのは、本当に貴重な経験だと思っています。

-先生が杏林アカデミーを受講されてから、先生の中でなにか変化はありましたか?

やっぱり細胞のことを考えながら、診察ができるようになったことでしょうか。それが一番大きな変化ですね。患者さんへのアドバイスもちゃんと理由をつけることができるようになりました。その療法がなぜいいかと自分で理解しているので、アドバイスの仕方がより具体的になりました。あと、これは私の経験からなのですが、中級講座を受けただけで満足しないでほしいですね!

-というのはなぜでしょうか?

私は中級、上級と進んで最終的に「細胞環境デザイン学認定医」まで取りましたが、今から思えば中級講座を受けただけでは全体像まではわからないので不十分です。中級講座は「細胞環境デザイン学」の導入部分でしかありません。私も上級講座を受け終わったときに初めて、「細胞環境デザイン学」という名称の本当の意味が理解できました。もっと言うと、認定医を取ったときに、細胞環境デザイン学の全貌が腑に落ちる形でわかりました。認定医の試験のために、中級講座から上級講座まで、あの分厚いテキストを何度も復習します。そこで初めて、細部まで理解が深まって、全体像が見えてくるのです。だから、中級講座・上級講座を受けっぱなしの人は本当にもったいないと思います。ですので、認定資格まで進むことをお勧めします。

-中級講座は入り口、上級講座に行って初めて腑に落ちて、認定医で最終形態。資格試験の勉強はやはり大変でしたか?

大変です!テキストを何回も何回も読み返しましたし、重要だと思った部分は書きだして覚えました。でも久しぶりに受験生のように勉強したことは貴重な経験でした。また勉強したいなと思っています。

-先生の学びへの姿勢は本当に頭が下がります。話は変わりますが、先生のクリニックの特徴を教えていただけますか?

「自然治癒力を高める、心と体に優しい統合医療」を目指しています。点滴療法や温熱療法、食事療法、鍼灸なども行っていますが、一番特徴的なのは、高濃度水素水を用いた温熱療法(H2アクアサーミア)を取り入れていることでしょうか。

20~25分という短時間で、しかもお風呂に入る感覚で体温を40度まで高めることが、比較的体への負担が少なくてできます。温熱効果だけではなく、水素による活性酸素除去や、ミトコンドリア活性化なども期待できるので、がん患者さんや生活習慣病をお持ちの方にも大変効果的です。末期がんの方のみならず、冷え性の方、それからくる慢性疾患の方、アンチエイジング目的の方などにも、この治療は最適です。

がん治療の場合、現在のがんの三大療法(手術・抗がん剤・放射線療法)のみに頼る治療には、大きな問題があると実感しています。患者さんはその治療を信じて頑張るのですが、食生活をはじめ、栄養状態やライフスタイルを考慮せず、「細胞環境を整える」という視点が抜け落ちているため、治療の副作用で日に日に体力は衰え、気力を失っていく方も多くいらっしゃいます。そして、最悪の場合、がんそのもので亡くなるケースや、治療の副作用により死に至る現実には医療者として無力さを感じるばかりです。

諸外国ではこういった副作用を危惧して、免疫療法や温熱療法、漢方や補完代替療法などを積極的に取り入れる環境が急速に整いつつあります。日本では保険治療外でも、海外では適応となっているものも数多くあります。「H2アクアサーミア」もそうですが、代替療法医療の中でも害がなく、効果がある程度はっきりしているものについては、取り入れていきたいなと考えています。

-素晴らしいですね。最後になりましたが、杏林アカデミーの受講を検討されている方へメッセージをお願いします。

杏林アカデミーでは、今の医学教育と現代医療に欠落している栄養学の知識、生活習慣全般について、体系づけて学ぶことができます。その他多くあるセミナーのような、栄養素なら特定の栄養素、治療法ならこの治療法といったようなピンポイントのものであったり、これだけをやれば健康になれるといったものではありません。分野をまたいで幅広く…というよりも医療人の人生について学べるような内容であったと思います。私は結果的に、新しい学びや気づきを得たのはもちろんですが、同時に自分がこれまで学んできた様々なことを整理できた内容だったと思います。今まで栄養学や生命について勉強をしたことがない人は一度受講することをおすすめしますね。

-貴重なお話をありがとうございました!
この医院こそが私の“こだわり”!

お話したように私が医師を志してから医学部への入学、小児科での経験、自分の心身の不調、薬だけに頼る医療への疑問、自分で自分を治したという自信、補完代替医療との出会い、新しい医療を目指すことへの勇気と信念…様々な体験を経て、今の医院を開院しました。ですので、この医院にこそ、“ワタシのこだわり”が詰まっています。

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